米スターバックスで黒人客が逮捕?

(写真はイメージ Photo by Rod Long on Unsplash)

2018年4月、アメリカ・フィラデルフィア。大手コーヒー・チェーン店スターバックスで黒人差別的な事件が起こりました。

警察によると、男性2人が注文をしないまま店のトイレを使わせて欲しいと頼んだところ、店長に店から出るよう言われました。これに対し男性たちは友人を待っていると述べて退店を拒否したそうです。

すると、店側は不法侵入だと通報し、2人は現地警官によって逮捕される事態に。

投稿者によると、2人が手錠姿で連れ出される際、2人が話した通りに友人は店に現れたそうです。しかしその場で手錠が外されることはなく、2人は当日深夜2時近くに釈放されたそうです。

この一連の騒ぎはツイッターで動画で拡散され、スターバックス社は人種差別との批判を受けました。

また、「私たち白人が同じことをしてもこんな目には遭ったことがないのはなぜか、他の白人はみんな考えている」と述べています。

無くならない差別意識

Photo by T. Chick McClure on Unsplash

黒人差別とは、黒人に対して偏見の目を持つだけでなく、白人やその他の有色人種との生活面における差別化を図る所に生まれます。この差別を無くそうと様々な運動がなされてきました。

しかし、未だに無くなっていないのが現状です。

このような出来事が批判を受けるほどに、黒人に対する偏見に疑念を持つ人が増えているのは事実です。しかし、差別する人間がまだ存在しているということもこの事件で分かると思います。

では、黒人差別はいつから始まり、何故起こったのでしょうか。

奴隷制とプランテーション

サウスカロライナ州の畑で働く黒人奴隷(パブリックドメイン)

皆さんは、奴隷制でまかなわれたプランテーションをご存知でしょうか。

これは、16世紀頃から始まった、奴隷を使って単一作物を栽培する大規模農園のことです。

黒人奴隷制度によって、このプランテーションや鉱山での労働力はアフリカからの奴隷に依拠(いきょ、頼られること)されました。その規模は大きく、アメリカ合衆国やカリブ海諸国、ブラジルなどで発達しました。悲しいことに奴隷制が解体された後も、主な労働力を黒人に頼っていました。

まさに、この奴隷制度こそが黒人差別の起源だと言われています。

当時は領地拡大のため、先住民がいる土地は侵略をして奪い、同時に住民たちを捕まえて奴隷にしていました。この、奴隷にされたのが今で言う黒人です。 そして植民地の支配を正当化するために「優秀な白人が白人ではない人種に文明を与えるのが義務」という思想ができました。しかしこの思想により白人は一番優秀だという考えがもたらされ、差別につながったのです。

また、特に当時の南部社会*では白人の人口が多く、抵抗する黒人を抑え込めるだけの力があったことも白人が黒人を差別するという縮図のイメージを強固にしていった原因の1つではないかと言えます。

(*アメリカ南部は特に奴隷制度に強固な姿勢を維持し続けた。詳しくは南北戦争を調べてみよう!)

黒人差別は無くなっていないのが現状ですが、それを無くしていくのは私たちの役目です。肌の色で区別するなどという考えを次世代に受け継ぐなどあってはならないことです。それを防ぐことができるのは、私たちだけです。

少なくともこの記事を読んで頂いた皆さんには、その事を忘れないでいただきたいです。

参考URL

米スタバ謝罪、友人を待っていた黒人男性逮捕 人種差別の批判受け BBC News Japan

https://www.bbc.com/japanese/43779470

ツイッター@missydepino さんの投稿より

編集部訳:「彼らが何も注文していないので警察が呼ばれた。彼らは友人を待っていただけで、実際に無実なのに手錠をかけられ連行される際に友人は来た。白人の人たちは同じ行動を彼らがしたときに何もされないのはなぜだろうと考えている」

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