短編映画『ヘアー・ラブ』 髪の毛に宿る個性

どうにかして自分の髪の毛をかわいくまとめたいアフリカ系アメリカ人の少女ズーリーとその両親の姿を描いた、心温まる短編アニメーションです。

主人公は黒人の女の子

朝、目を覚ましたズーリーは、カレンダーを確認。そして、今日が特別な日であることに気づきます。早速おしゃれをしようとナイトキャップを外すのですが、ここで問題が発生します。

そう、ズーリーの髪の毛はものすごく剛毛な厄介な毛質だったのです。動画の真似をしてみたり、お父さんに助けを求めたりと四苦八苦するものの……。ズーリーがどうにかしてカワイイ髪形にしたいのには、大切な理由がありました。

人種が違えば髪質も違う

Photo by Suad Kamardeen on Unsplash

世界には、様々な人種がいます。人種が違えば、見た目が違うことも多いですよね。肌の色が黄色い人もいれば、黒い人もいます。瞳の色が青い人もいれば、茶色い人もいます。

髪の毛だって、人種によって違います。黒や金、赤などいろんな髪の色の人がいるように、髪質もまた、違います。癖が弱い順に、ストレート、ウェイビー、カーリー、そしてキンキーな髪質があります。このキンキーな髪の毛、というのは電気コイルのような形に縮れていて、少し粗くて硬い毛質を想像してみてください。

アフリカ系のルーツを持つ方には、カーリーあるいはキンキーな髪質の人が多くいます。

アフリカ系の人々が抱える髪の毛の問題

黒人の方というと、どのような髪形を思い浮かべますか?ロックス(ドレッドヘア)やアフロ、コーンロウなどといった髪形を想像する人も多いと思います。これらの髪形は、彼らのルーツや文化を象徴しています。さらに、髪質的に「楽な髪形」であることもこのような髪形が多い理由の一つです。

ですが、これらの髪形を受け入れてもらえないことも、少なくないのが現実です。黒人の文化であるヒップホップやR&Bなどのミュージシャンには、黒人の方が多いです。その影響なのかロックスやアフロなどといった髪形を「おしゃれをしている」「真面目な髪形じゃない」と捉えられてしまい、学校や会社で禁止されることが少なくありません

更に、髪質には合わないストレートヘアを強要されることもあります。

髪形での差別をやめよう

Photo by Eye for Ebony on Unsplash

カーリーヘアーやキンキーヘアーをストレートにするには、身体的にも時間的にも金銭的にも大きな負担がかかります。

大きな負担を強制してまで髪形のルールにこだわる理由はなんでしょうか?まずは自分とは違う髪質の人がいることを知ることから始めてみてはいかがでしょうか。

参考ページ

文化の盗用|前編:BTSと文化の盗用と黒人文化 | Japan for Black Lives – 人種差別について学び、考える。 (japan4blacklives.jp)

コラム|黒人ヘア(キンキー)について解説 | Japan for Black Lives – 人種差別について学び、考える。 (japan4blacklives.jp)

黒人女性が職場で直面する毛髪による差別の実態 リーダーはいかに偏見をなくすべきか | ダイバーシティ&インクルージョン|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

コラム第84回:黒人の髪形(女性編) | WISEINFINITY SCHOOL ワイズ・インフィニティの翻訳者養成講座 (wiseinfinity-school.com)

黒木りりあ 登録者

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA