こちらの絵。とても色鮮やかでイキイキとした作品だとは思いませんか?実はこの作品、ペンとマスキングテープで作られた作品なのです。
こちらの作品を作ったのは、当時高校生の【紫螺旋さん】(むらさきらせん)。ツイッターで、オリジナルの絵などを投稿しています。
デコレーションにとどまらない!
紫螺旋さんのマスキングテープのコレクション。(以下マステ)
マスキングテープとは、紙にのりの加工をした、テープ状の文具。文具店や雑貨店など様々な場所に置かれる魅力的なアイテムです。
地方に行けば地方限定商品が、雑貨店やイベント会場では有名デザイナーや各種コンテンツとのコラボレーションで誕生した限定品などが飛び交います。
そのコレクション性にハマってしまう人はたくさん。
インスタグラムで #マステ棚 と調べて出てくるマステに溢れた写真の数々は圧巻です!
https://www.instagram.com/explore/tags/%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%83%86%E6%A3%9A/?hl=ja
そんなマステですが、使い道が中々無く、余らせてしまっている人も多いのではないでしょうか。
今回はノートやアルバムをデコレーションする以外の、素敵な使い方をしている人を取材しました!
絵の表現が広がる!
小さい頃から絵を書くのが大好きだった紫螺旋さん。小学五年生くらいからはアニメタッチの絵も書くようになりました。
マステを集めるようになったのは、ある時つかみ取りでたくさんのマステを入手したから。
現在どれくらいのマステを持っているのか聞くと、370個は超えるとのこと!ときには中国・韓国から輸入品を買うことも。日本ではなかなか見当たらない「太さ」が魅力なんだそうです。
「使っても買ったりして増えてしまって、無くならない!」と笑っていました。
マステを買うときは、大手の文具店の他、地元の文具店や家電量販店のカメラコーナーへ行くと言います。「写真をアルバムにするときにマステでデコレーションをするから、カメラコーナーにあるみたいなんです」と紫螺旋さん。
作った作品は、ポスター展に応募したり、ツイッターで公開したりしています。
残念ながらまだ賞はもらえていませんが、これからも楽しく創作を続けたいそうです。
マステ絵の裾野を広げたい!
「マステ絵は是非生で見てほしいんです」という言葉の通り。例えば上の写真のカマの部分はラメ加工のあるマステ。カマの刃物の光沢を感じることができます。
マスキングテープは単一の色だけのものもありますが、柄があるのが魅力。マステの素材の薄さを生かして重ね張りの表現をすることもできます。
柄の切り取り方によって色合いも変わります。ちぎると出る破れ方には、想像がつかないこともあり、作成しながら想像以上の表現に驚かされることもあるのだそう。
コーティングによるラメや光沢の加工があり、傾け方や見る角度で、絵に多彩な表情が生まれます。
これらはアナログ絵で作られるマステ絵の唯一無二の魅力だと言えます。
例えば絵に命が宿る「目の表現」の作り方。
目の色、と普段表現する「虹彩」。人によって多種多様な色を持ちますが、マステはその表現が多彩。ラメやストライプなどを生かして様々な種類の目を表現することができます。
目には光が入ってきらめく部分と、照明などのの光が反射して白くなる部分があります。マステで目を彩ったあと、その上から白いペンで加筆をしているそうです。
マステとペンのいいとこ取りですね。
マスキングテープを余らせている人、新しい趣味を探している人。
お家の滞在時間が長い今、「マステ絵」に挑戦してみませんか?
参考URL
#マステ絵 インスタグラムリンク
https://www.instagram.com/explore/tags/%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%83%86%E7%B5%B5/?hl=ja