いよいよ2019年4月1日がやってきます!
2019年の4月1日はただの4月1日ではありません。日本にとっては歴史的な一日になります。
2016年8月8日に天皇自らのお言葉を表明して以来、政府主導で進められた改元に向けての動き。新しい時代の名前が発表される日がついにやってきました。
その時は、4月1日の11:30ごろ。首相官邸のホームページや報道各社が生中継します。それだけではありません。首相官邸公式Instagramでも、ライブ配信されます!
そもそも、天皇が譲位を行うのは1817年の光格天皇の退位以来、202年ぶりのこと。光格天皇は、明治天皇の曽祖父に当たります。江戸時代までは天皇の存命中に譲位をするのはよくあることでした。しかし、明治以降は一世一代です。そのため新聞など報道各社では「生前退位」と言われています。一方で「生前退位は死を前提としているから、譲位で良いのではないか、失礼に当たらないか」という意見の人もいます。
元号を決めるのにはルールがある!
元号は政府に呼ばれた東西の識者によって、候補が出され、選定がされます。しかしどんなものでも良いわけではありません。ルールが存在します。
国立公文書館に所蔵された、昭和54年の記録を抜粋すると以下の通り。
■考案者は候補名を出す際に、意味・出展を明らかにすること。
■漢字2字で、読み書きしやすいもの。
■元号や天皇の称号として使われたことがなく、俗用(日本語として普段使われる)ことがないもの。
また書面での元号の略称として、明治→M 大正→T 昭和→S 平成→Hを使用していたため、略称が被らないものが選ばれるようです。つまり「さ行・た行・は行・ま行」は候補にならないのです。
さあ、いよいよ発表です。どんな元号になるのでしょうか!
参考URL
元号選定手続について 国立公文書館 デジタルアーカイブ
https://www.digital.archives.go.jp/DAS/contents/pdf/lossy/H11B0001720000/069509831435.pdf