自分らしく輝くためのフィットネス【mikikoさん】

こちらの方はmikikoさん。職業はパーソナルトレーナー。ニュージーランドを拠点に活動する、ニュージーランド公認トレーナーです。

mikikoさんは普段、オークランド市内のジムでフィットで健康的なライフスタイルのサポートをしています。スポーツ選手から音楽家、俳優、とこれまでに様々な人をサポートしてきました。

スポーツ少女→パーソナルトレーナーへの道

mikikoさんは剣道一家の末っ子。5歳から始めた剣道に加え、中学・高校と共に運動部で汗を流しました。高校2年で進路を選択する段階になり、膨大な数の分野から、自分が興味を持てる分野を選ぶことに。「何になるかはまだ分からないけど、好きなスポーツの道に進みたい。それならばスポーツ学問の国内最高峰、筑波大学体育専門学群だ!」そう決めて、進学しました。

大学3年の留学を機にトレーナーになることを決め、大学院へ。専門にしたのは健康増進学。「人が楽しく健康を獲得しようと思える指導や仕組みづくり」を研究する学問です。mikikoさんの研究対象としては、高齢者のフィットネスだったそう。

海外での経験が人生をガラリ!

大学1年で選手人生を辞めた時、将来の不安や体型の変化などに大きなストレスを感じるようになりました。ある時目が見えなくなり、慌てて眼科に駆け込むことに。mikikoさんは気づいていませんでしたが、摂食障害に陥り栄養不足になったことで、視力に関わる血管が詰まってしまっていました。

「将来の心配よりも今の幸せを最優先にして生きなきゃ。」そう感じたそうです。

そんな中で気づいたことが、健康のためのジム通いと、自分の体型や考え方のポジティブさ、人の体型について物を言うことがタブーとされる文化

みんなが楽しく笑顔で、好きだからフィットネスをしている。卒業後海外でフィットネスの道に進む決断をする一因になりました。

勉強もスポーツも得意で、ほぼ与えられた環境でうまくやるだけだった過去。自分らしさを見失っていました。「あなたがやりたいことは何なのか」を問われ、考え方を根本から変えなくてはいけないと思ったそうです。

日本だけで生きているとわからない世界が広がっていて、日本での当たり前が他文化圏では当たり前では無いこと。日本でも広がってほしいという考え方を知ったことは、今のSNSでの発信にも繋がっています。

「ホリスティック・アプローチ」ってなんだ?

mikikoさんがフィットネス指導に用いるのは「ホリスティック・アプローチ」

「ホリスティック(holistic)」には包括的、全体的などの意味があります。

世の中に溢れているダイエット法の多くは、1点集中型のアプローチ。

けれどmikikoさんが取り入れるホリスティック・アプローチでは、【姿勢・栄養・水分・ストレス・睡眠ホルモン・遺伝】の7つの柱に焦点を当て、多角的な視点で全体像を見ながら健康を考えます。

初めて取り組む人とは、1時間かけて「そもそもなぜ痩せたいか」「痩せた後の生活はどうなるか」を話し合い、方針を考えます。このプロセスで、本人でさえもわかっていなかった「本当に求めている物」を引き出すことができる。本人にとって最適な方向性を見定め、効果的にセッションに取り組めるそうです。

mikikoさんの元を訪れるのは、さまざまなダイエットを試しても効果がなかったと感じた人だそう。そうした人には「ホリスティック・アプローチ」が有効だと言います。

mikikoさん自身も悩んだ身体作り。これまでに指導してきた年齢層はなんと6歳から90歳まで。これからもmikikoさんの元に来てくれた人、SNSでの発信を見てくれている人、様々なバックグラウンドの人たちが楽しく健康な身体づくりができるように発信を続けます!

最後に、mikikoさんから10代の人へ

「今苦しいと思っている環境にいるならば、ありのままのあなたが素敵だよ、と言ってくれる環境に場所を変えてほしい。今の環境で自分の魅力に気づいていないなら、ダイエットやフィットネスで自分を変えるのではなく、自分を変える前に環境を変えてほしい。

例えば、ハトしかいない陸上の環境でペンギンが活躍するのは難しい。まずは海に環境を移すこと。そうでないと、努力をしても実りにくいし、自分の良さは活かされない。ハトはペンギンの「速く泳げる」という長所を理解できないから、ペンギンのことを笑うでしょう。だからといって、ペンギンがハトを目指すのは違う。

10代のうちだと与えられた環境が全てに思えるかもしれないが、新しい友達をつくったり、新しい習い事を始めたり、SNSのフォロワーを変えるのだっていい。自分が1番輝ける場所に行ってください」

これらはmikikoさん自身が10代で苦しかった時に、人から言われたかった言葉。

そして、今をハッピーに生きるmikikoさんが当時のmikikoさんにかけたい言葉。

「苦しかった時にこうやって背中を押してくれる人ががいたら、もっと早く新しい環境に出て行っていたかもしれない。」

今を精一杯生きる10代のみなさんに伝われば幸いです。

参考URL

Instagram https://www.instagram.com/mikikofit/

Twitter https://twitter.com/mikikofit

樋口夏穂 登録者

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