東京レインボープライド2018が開催!

撮影:樋口夏穂

5月5日と6日、東京渋谷区の代々木公園で東京レインボープライド2018が開催されました。

主催者発表では1日目に約6万人、2日目には約8万人の人が会場を訪れ、延べ14万人が訪れる大盛況のイベントになりました。

出店団体は約200。大使館や自治体、NPOや企業など、様々な団体が参加しました。

代々木公園で開催される今の形になったのは2012年。2012年の来場者は4500人だったので、6年かけて約17倍の来場者に認知されるようなイベントになったということです。出店も約20団体から約200団体へと、10倍になりました。

 

撮影:樋口夏穂

両日ともメインステージでは様々な団体のパフォーマンスが行われました。総合司会は女装パフォーマーであるブルボンヌさんと、フジテレビジョン報道局の阿部知代さん。

ブルボンヌさんはオネエキャラクターを活かし、テレビやラジオだけでなく、LGBTをテーマにした講演会やプロデューサー等、精力的に活動されている方です。

阿部さんはアナウンサーとしてフジテレビに就職後、赴任先のパリとニューヨークで多くのLGBTの友人に恵まれました。帰国した後は報道局に移り、当事者の声を伝える仕事を続けています。

二人の側には手話通訳の人も付き、会場を盛り上げました。

 

5日のステージ

5日には16の団体が歌やダンスのパフォーマンスを行い、『HAPPY 60th Birthday Keith Haring!! ~声をあげること~』という題でシンポジウムも開かれました。シンポジウムではHIV陽性でエイズの合併症で31歳で亡くなったキース・ヘリングというアーティストを話題に、LGBTの当事者だけでなく、人が抱える問題を声をあげて周知する必要性等が語られました。キース・ヘリングは生きていたら60歳。なのでシンポジウムのタイトルに「ハッピーバースデー」と入っていました。

会場内ではそんなキースヘリングの有名なデザインをあしらったシャツを着ている人も多くいました。もしかたらみなさんもそのデザインを見たことがあるかもしれないですね。

 

6日のステージ
撮影:樋口夏穂

6日のパフォーマンスでは初めに「”みんなで”、ブラス!」として、あらゆるセクシャリティの吹奏楽ファンが集まり、リハーサル練習を行わない「ぶっつけ本番」の合奏を行いました。集まった奏者は総勢約180人。ステージに乗り切らなかったトランペット隊はステージを降りた下手に、トロンボーン隊は上手に揃っていました。

演奏した曲はレナード・バーンスタインの曲から一曲、荻野目洋子さんの『ダンシング・ヒーロー』、そしてミュージカル『レ・ミゼラブル』のメドレーを演奏。『ダンシング・ヒーロー』に至っては本番のステージで楽譜が配られる、というチャレンジが行われました。

ステージ前では曲に合わせてマーチングバンドなどで披露されるカラーフラッグが翻り(ひるがえり)曲に華を添えました。

12時からは約3時間のパレードが行われ、その間もステージでは3組のパフォーマンスが続きました。また来賓のスピーチも行われました。

午後になるとステージの周りには多くの来場者が集い、近くの連絡橋にも観客が。待っていたのは17時から行われた浜崎あゆみさんによるステージ。7曲を歌い上げ、観客を熱狂させました。

デビュー間もないころ、悩んでいた浜崎さんの支えになってくれたのが新宿2丁目の人たちだったそうです。

 

5月はLGBTを考える月間。KnotitiA.comが取材をして感じたTRP2018を含め、LGBTをめぐる幾つかの記事を配信します!


参考:

東京レインボープライド2018 https://tokyorainbowpride.com/

レインボープライドについて https://tokyorainbowpride.com/pride-parade/

樋口夏穂 登録者

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