栃木県小山市。「小山フリースクールおるたの家」というフリースクールを経営する、代表の稲葉祐一朗さんをリモートで訪ねました。(文 鹿島ジル)
フリースクールには明確な定義があるわけでもありません。
希望する子どもには勉強を教えることもあるそうですが、基本的なルールは通う子ども達とスタッフ達で話し合って作り上げています。入会対象は7~20歳。学校に疑問を感じている、学校に行けないで悩んでいるといった、いろんな子ども達を受け入れています。
2019年の調査では、不登校児童生徒数は全国で18万人。この人数は2015年の1.5倍になっているそうです。
「小山フリースクールおるたの家」に通う小・中学生は在籍する学校から出席扱いを認めてもらっています。スタッフには学生ボランティアの方も多いようです。
デンマークのフリースクールで価値観に大変化!
教職免許を持っていた稲葉さん。しかし教員には向かないだろうなと自己分析から塾講師の道を選びました。
講師時代には生徒達から勉強以外の相談にも乗ることも多かったそうです。そして自分にもかつて同じような悩みがあったことを思い出しました。
やがて「(自分には)子ども達の相談に対応する適正があるかもしれない」、そう考えるようになりました。
30才を前にした稲葉さんはデンマークにワーキングホリデーに向かいました。そこで運命的に出会ったのがフォルケホイスコーレ(大衆高等学校)という市民発の学校。
デンマークには公立の学校の他にフリースコーレという別の選択肢があります。
ある地域で子どもたちに適した公立の学校がないと感じた場合、住人たちはフリースコーレという自由度の高い学校に通わせたり、新たなフリースコーレを作る事ができます。
デンマークではそのように市民の側から社会や教育を変えるという文化が根付いているそうです。 このようなデンマークの自由な教育環境のことを知り、学校のスチューデントティーチャーとして運営にも携わりました。
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【小山フリースクールおるたの家】フリースクール設立!
参考▽▽▽
小山フリースクールおるたの家 HP
https://orutaoyama.amebaownd.com/
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